筆者は吃音の症状があり、会話の中で吃ってしまったり、言いづらい言葉があったりと、この病気との付き合い方がわかった今はあまり不自由なく生活できていますが、幼少期の頃は不自由さがありました。
では、自分のお子さんや保育施設の子どもが不自由を感じなく生活してもらうにはどうすれば良いのでしょうか。
結論:聞き手が構えないこと
吃音はちょっとややこしい
私自身、「え」から始まる言葉や「か」行が言い出しずらかったりします。
これを言いやすくしたのが「んっ」と小さく発した後に、言葉を話すと不思議と言えるようになりました。
しかし、人間の体は複雑で、せっかく言えるようになっても体がなれてしまい言葉が出なくなってしますのです。
なので別の「話出しやすくなる方法」を考えなくてはなりません。
例としていくつか紹介します。
✅顔のどこかを触る
✅「え〜」を最初に発してから言葉を言う
✅頭の中に話す言葉をイメージする
これを試しながら自分の中でしっくりきた物を取り入れて、慣れてきて発語しづらくなったら別の方法に切り替えています。
吃音のことがイメージしやすい映画があります。
「英国王のスピーチ」です。もし興味のある方はご覧になってみて下さい。
メンタルも関係してる
自信がある場面だったり、リラックスしてる場面では吃音が出づらいです。
例えば、何度も練習してる習い事の発表だったり、友人との遊んでいる時には緊張状態になりずづらいですよね。
慣れないプレゼンや上司との会話、好きな異性と話すときは緊張感が増して吃音が出やすいといえます。
聞き手の表情ひとつで緊張感が変わる
吃音を持ってる人は、相手の表情をよくみています。
「あ、どもってる」「ん?なんて言ってるの?」「しっかり話してよ」
こんな風に聞き手が思っていなかったとしても、こうやって思われている、、、。かも、、、。
と考えてしまうのです。
ですので、聞き手のパパやママ、保育者の皆さんにはぜひ笑顔やにこやかな表情でいてもらいたいのです。
きっと話すとこに自信を持てなかったり、苦手意識のあるお子さんが多いと思います。
僕はこの一言で救われました
中学生の頃、吃音で上手く話せなくて友達にも馬鹿にされて、誰とも話したくないと思って過ごしてして、
しばらくたったある日「○○君は笑顔でいる方が素敵だよ」と隣の席にいた女の子に言われました。
この一言が、本当に支えになって「ばかにされてもいいや」「笑って跳ね飛ばしてやる」「そうそう上手く話せないんだよねっ」と考え方が180度変わったのです。
是非、上手く話せなくて暗い顔をしているお子さんには「笑顔でいる方が素敵だよ」と伝えてあげて下さい。
全てのお子さんに通づる言葉ではないと思ってますが、少しでもこの言葉が誰かの心を癒してくれますように。
そんな願いを込めてブログを書かせてもらいました。僕は今でも隣に座っていた友人に感謝しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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