今回は「落ち着きがない」と表現される言動があるお子さんについて、どうすれば落ち着いて活動できて、話が聞ける様になるのか解説したいと思います。
簡単なプロフィールが下部にありますので、興味のある方はご覧ください。
皆さんのお子さんや、保育園の子ども達の中で、とっても元気一杯のやんちゃなお子さんていますよね!
保育の中で「落ち着きがない」と言う表現はあまりしないのですが、ここではわかりやすく「落ち着きがない」と伝えようと思います。
まずは結論から。
結論:Don’t stop 衝動は止められない。
落ち着きのない子は感覚を欲している
部屋の中を順応無人に駆け回る、ぴょんぴょん跳ね回る、トランポリンで永遠と跳んでいられる、おもちゃを振り回し音を鳴らすなどなど、元気一杯のお子さんの特徴をあげればキリがないですが、このように「落ち着きがない子」と言われる子達は何を求めてこのような行動しているのかというと、ただ感覚が欲しいからです。
走った時に感じる足の裏の感覚、飛び跳ねて感じる重力、音の大きさの変化や強弱、など子どもはいろんな遊びを通して感覚を欲しがっているのです。
大人もじっとしていると体が凝る
新幹線や車でじっと座っていると、体を伸ばしたくなりますよね。休憩している時に実際に体を伸ばすととても気持ちが良いです。その気持ちが良い感覚に似ていて、子どもの場合は筋肉に刺激を入れたいのです。
大人は電車の中でじっとしているのに疲れても決して走ったり大きな声は出しませんよね。しかし子どもは上手く制御ができません。お腹が空いて食べ物を食べるのと同じで、ムズムズしたら体を動かしたいのです。
家で出来る発散と感覚欲求について
欲しがっている感覚にも種類があります。筋肉なのか関節なのか重力なのか動きの感覚なのか。子どもが何を欲しがっているのかを見極めて、感覚を入れてあげる必要があるのです。遊びと感覚別に少し紹介してみます。
「その場かけ足」「片足ジャンプ」「けんけん」
これは足の裏や関節に刺激を送ることができます。
「トランポリン」「ジャングルジムからジャンプ」「滑り台を滑る」
これは重力を感じることが出来ます。
「あっちむいてほい」「旗揚げゲーム」
これは前頭葉を刺激して躍動感を感じることが出来ます。
公共の場や夜はうるさく出来ない!
公共の場や夜間やマンションなどでは近隣の方の迷惑になるので、上記のことは行いえませんよね。
そんなの時に出来ることは「マッサージ」です。
ちょっと馬鹿にするんじゃないよと思いましたか?これ本当に絶大な効果あります。
私の保育園でも元気すぎる子ども達はお昼寝の時間になると決まっていう言葉が「先生マッサージして」でした。
要するに、落ち着きがない子はどんな時でも感覚を欲し、感覚を入れてあげることによって落ち着いて眠ることもできるとわかりました。手をにぎにぎ握って話しかけてあげたり、背中をさすってあげたりするだけでも全然違うんです。
まとめ
落ち着きがない子は日頃から感覚を欲していることがわかりました。場所や時間帯によって入れてあげられる感覚が異なりますが、それによって子ども達が落ち着いて過ごせるならやってみる価値ありますよね。
どうしても動いてしまうお子さんに「もう、静かにしなさい!走らないで!気をつけて!」と注意しなくて済むのです。
明日から一つでも試してもらえると嬉しいです。
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