「早くやって!」「急いで!」に変わる子どもが動いてくれる言葉

街を歩いていたり、スーパーマーケットや公園に行ったりしているときにママが「もう早くしなさい!」と叱っている場面見たことないですか?最近では、公園でもう帰る時間になったけど中々帰る気持ちになれず、ママから急かされている場面を見かけました。また、恥ずかしながら僕自身若いときにクラスの子供達に向かって「早くしなさい〜」「急いで片付けしなさい〜」と急かしていたことがあります。
ですが、子供達って急かせば急かすほどやらなくなる、言うことを聞かなくなるんです。
なぜだかわかりますか?それは当時の若い僕には到底理解することができなかったことでしたが、子どもの立場になってみたら「なんだそんなことか」とスッと理解できました。

結論 :子どもに急ぐ理由がない
理由がないのに急ぐモチベーション上がらないですよね。

目次

急いで欲しいのは殆どの場面で大人目線

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忙しいママやパパ、保育士さんは一日の予定がある程度決まっています。
また、人間は決めた予定のその通りに動かしたくなる、そんな生き物なので予定通りに行かないことが気持ち悪いんです。
そこで子どもたちに、大人の都合で急がせてしまっている場面が多いというわけなんです。
そして、子どもにも予定があります。言葉では表現しないことが多いですが、この遊びあったら今度はあれやってこれやって〜と遊びの中で子どもなりに段取りを組んでいることが多いのです。
そんな中、急ぎなさい!と中断されたら、素直に言うこと聞けませんよね。

○○やらないと○○出来ない

この言葉を僕はキラーワードと呼んでいます。
とても効果のある言葉であることは間違いないのですが、これを言った後にすごく後悔しますよね。
例:「片付けしないなら、おやつあげないからね!」「これ食べないとデザートあげないからね!」
確かに子どもに効果はあるけれども絶対に良くないと分かっていながらも頼ってしまう、、、。
「あ〜あまたあんな言い方してしまったよ、、、」と何度も後悔したのを覚えています。
何か別のいい方法ないかなぁとずっと考えていた中で、効果のあったものを紹介します。

小さな目標を設定する

目標が「おもちゃの片付け」
1.ひとつ片付ける。
2.大きいものを片付ける。
3.色の同じものを片付ける。
4.並べて置いてみる。

目標が「食事の完食」
1.苦手な野菜をとてもとても小さくして提供する。
2.さっきより少し大きめにする。
3.徐々に大きくしていく。

目標が「公園から帰ること」
1.自転車まで競走する。
2.自転車をこどもと一緒に押す。
3.自転車に乗って帰る

例3つのポイントは「これはできないよねぇ」「こんな大きいの持てるのぉ?」「これ食べられられたらすごーい」
と子どものやる気が出る言葉をかけてあげつつ、しっかり見ている事が大切。)

まとめ

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このようにいきなりのゴールを子どもに指示するのではなく、出来ることをゴールに向かって積み重ねていくことが重要です。また、事前に「そろそろ帰るからね」「時計の針が○○を指したら始まるよ」と伝えておくことも有効ですよ。
事前に伝えつつ、時間になったら伝えていたゴールに向かってスモールステップで積み重ねてみて下さい。
きっと、子どもも大人も自然とコミュニケーションが増え、関係性が深まりますし、何より子ども達を無駄に急かし、キラーワードで動いてもらうより、心が晴れると思います。ぜひ試してみて下さい。

保育士パパ
中学生の職場体験で保育所を体験し、保育士を志す。
保育士や学童など子どもに携わる仕事を経験し、独身→結婚→第一子誕生とライフステージが変わる中で、子育て世代の皆さんへ少しでも力になれる事を模索しながら発信しています。
子育てをおしゃれ(知識)で彩る楽しさを、父親・保育士の目線から一生懸命伝えていきますので、少しでも多く方の力になれたら幸いです。
■一児のパパ
■33歳
■読書 旅行 

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