いたずらをしてしまった時、約束を守れなかった時、命の危険があった時、など子ども達は色々なことでパパやママや保育士から叱られてしまうことありますよね。他にも些細ないたずらをにこやかに容認していたらヒートアップしていって、最終的には叱られてしまうといったこともあるでしょう。ちょっと注意したくらいでは聞き入れてくれない場合もあるでしょう。
では、そんな時子ども達とどの様に関わったらしっかり聞き入れて、なおかつ反省してくれるのでしょうか。
保育士10年以上経験してきた中で試してきたことを紹介したいと思います。
そもそも反省とは
自分が行ったよくない行動に対して、しっかり向き合って「これからどうしようかなと考えること」ですよね。
ではなぜ、子ども達はこの反省から逃れようとするのでしょうか。
人間には大人にも子どもにも「防衛規制」というものがあって、ストレスや恐怖を感じた時に、それらに精神や体が壊れないように守ろうとする働きがあります。
子どもはまだ大人のように精神が育ちきっていませんし、自分のミスを受け入れらるような強さがまだありません。
大人にとっては些細なことでも子どもにとっては重大なことになるのです。
反省をしない子どもは自分の精神を守っている
つまり、聞こえないふりをしたり、言い訳をしたり、嘘をついたり、人のせいにしたりするのは、自分の精神を守ろうとしているわけなんですね。では、そうすれは反省してくれるようになるのかというと。
「防衛規制」が働いていない環境にすることが最低条件です。反省して欲しいからといって圧をかけると余計に子どもは必死に自分を守ろうとします。そんな状態の子どもが自分と向き合って「次はどうすればいいかな」と考えるのは難しいですよね。
すでに許されている状態を作る
防衛規制が働いていなくて、リラックスしている状態になってもらうには、まず「子どもを許すことから始めることや」「心や精神が傷つかないことを保証する」のが第一歩です。
「怒らないからこっちにおいで」
子どもにとって自分が傷つかないと安心して話を聞き入れることが出来ますよね。
注意するのは、絶対に怒らないこと。約束したのであれば必ず守って下さい。でないと以後話を聞いてもらえなくなります。
「すでに許されている状態を作る」
お友達のおもちゃを奪ってしまったり、投げてしまった時には。「取ってない」「投げてない」と怒られるのを回避しようとして嘘をつくことがありますよね。そんな時には「なんで投げちゃったのかな?」「なんで取っちゃったのかな?」とその行動に一定の理解を示すような言動や態度をとることが効果的です。
その上で「ママわかったよ」と言ってあげると、子どもは安心して話を聞き入れてくれることでしょう。
このようにしてから初めて「ここが良くなったね」とか「今度からそうするのが良いかな?」と話をした方が断然は話を聞いてくれますし、そのご気をつけることが出来ます。
まとめ
大人も仕事で怒られる時にブァ〜っと言われているだけだと、早くおわらないかなぁと考えてばかりで、話を理解しようとする気持ちになれませんよね。それよりまず、「大丈夫」と自分のミスを受け止めてらった上で「次はこうして下さい」と言われた方が受け止めやすいと思います。
それは、子どもも大人も全く同じですから、ぜひこの方法を試してみて下さい。
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