大人の後ろや前から横からバシバシ叩く子さんにお会いする事が多いこの頃。
保育園の中はもちろん、友人の子どもからもバシバシ叩かれる、、、、。
子どもたちからみたら僕のことサンドバックに見えているのかなぁと思ったり思わなかったり。
今回は、子どもが大人のことを叩く理由やその心理をいろんな角度から考えてきたいと思います。
本能として叩いてくる人には敵意を感じる
まず前提として、人間の本能で痛みを与えてくる人に対して、子どもであっても誰であっても敵意を感じ、イライラする。
そんな風に僕たちの脳みそにはインプットされているんです。
バシ!っと叩かれた、ガツ!っと蹴られた、そんな時頭に血が昇るのは当然なんです。
ですが、「なぜ叩いたのか」「なぜ蹴ったのか」を知っておくだけで、イライラの具合が少し軽減されますよ。
叩いてくる理由
8割9割のお子さんに当てはまる理由がこれです。
「大人の注意を引きたいから」
とにかく自分が何かをした時や行った時に、自分が注目されていない、なにも言葉をかけてもらえない。
そんな状況がお子さんたちはとにかく苦手なんです。
なので、叩いて叱られても良いから自分に意識を向けたい。そんな理由があったんです。
お子さんとの時間を充実させてなんて言いたくない
保育士目線からですが、日々お子さんたちとの時間をすでにしっかりとられていると思うのです。
忙しい仕事、家事、習い事の送迎、やっと終わってから寝かしつけ、そんな目まぐるしく過ぎていく一日の中で、
「もっと関わってあげて下さい」そんな無責任なことは言いたくありません。
パパやママのメンタルがやられてしまっては、本末転倒ですよね。
子どもとの時間、パパやママとの時間を確保しつつ、お子さんが叩かなくなるにはどうしたら良いのかというと。
叩くよりも良い方法で大人の注意を引くことができる方法を教える
これがもっともシンプルで一番効果のある方法です。
叩かれた後に「叩くのではなくてトントンってやってごらん」と伝え、やってもらったら大人も同じようにトントンと頭や体を「どうしたの?」と問いかけながら触れる。この動きに笑顔があるとより効果的です。
トントンをツンツンに変えたり、ハグに変えたりいろんな工夫がありますから、組み合わせてお子さんは喜ぶ方法を試してみて下さい。とにかく、「叩く」以外の注意の引き方がわかれば子どもたちは叩かずに済むわけです。「なんで叩くの!」と怒らなくても済むわけです。
まとめ
叩かれて「なんで叩いたの!」「痛いでしょ!」「叩いちゃダメでしょ!」は結局子どもの内側の解決にはなりません。
ですからまた叩く→大人は反応する→また叩く。このループになるわけですね。
ですので、叩く以外の方法で大人の注意を引く方法を伝えてあげて下さい。
僕はこの方法を試したことで、子どもたち一切叩かなくなりました。
なのでぜひ、ダマされたと思って一度試してみてくれると嬉しいです。
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