「もう置いて行っちゃうからね!!!」実は思っている以上にやばい

時々子ども達ってどうしても言うことが聞けなくて、その場で寝転んだりひっくり返ったって「やぁだ〜!!」と泣きじゃくることありますよね。そんな子どもの姿もスーパーマーケットや公園などで見たことありますよね。
そんな時、我が子のぐずりにどう対応していますか?
中々言うことを聞いてくれないと最終的には「もう置いて行っちゃうからね!」
この言葉を使いたくなる理由はとてもわかるのですが、、、、。
実はこの言葉は「バブルバインド」と言って、私たち大人が考えている以上に、子どものとって恐ろしく良くない状態です。伝えた後しばらくして罪悪感を覚えますよね、言ってはいけないことだとわかっていても、この言葉には即効性があり、効果も出やすいので、つい頼ってしまいがちです。

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ダブルバインド=二重拘束

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簡単に説明すると、一つのメッセージの中に矛盾した2つのメッセージが含まれていて、子どもはどれを信じたら良いのかわからず混乱し、強い緊張を感じて過度なストレスになってしまう状態です。
例えば「置いて行っちゃうからね!」の言葉を受けたお子さんは、「置いていかれるかもしない」という恐怖と緊張を感じますが、実際に置いていく親はほとんどいませんよね。
ですから「そうは言われたけどママやパパは絶対に帰らないな」と思うわけです。
また、「勝手にしなさい!」と言われ勝手にすると「何やってるの!」とまた叱られるわけです。
子どもは親から言われた一言で二つ意味を感じてどのようにして良いのか、わからなくなってしまうのです。

デメリット

デメリットとして、いくつかあげらるのですが自己肯定感が下がったり、周囲の人を信用出来なくなったり、、、、。
自分の気持ちが相手に伝えられなかったり、上手く受け答えが出来なかったり、、、。
友達や親戚などに「〜しないと〜あげないよぁ」と言った脅しのコミュニケーションをマネするようになる、、、。
他にもあげればキリがないほどのデメリットあるのです。

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「無条件に子どもを認めていることを示す」
ダブルバインドが発生しやすい場面として、何かいい事をした時だけ褒めるとか認められると言ったことがあります。
「あれをしたから良い子」「これをやったから良い子」などといった条件付きの褒め言葉ではなくて、「何も特別な子がなくてもあなたのことが大好きだよ、大切に思っているよ」と伝えてみてください。
難しく考えず、夜寝る時に「大好きな〇〇ちゃんおやすみ」「朝起きてから大好きな〇〇くんおはよう」といいた具合で、
お名前に「大好きな」をつけるて見てくだい。これだけでも効果はあります。

「子どもに選択肢を持たせる」
一方的な大人からの命令は子どもは拒否しやすくなります。
これは皆さんも同じですよね。「この仕事早くやってよ」「これあそこまで持っていって」など、確実に嫌な気分になりますよね。
ですが「こっちとあっちの仕事、どっちか進めてくれる?」と言われたら、「こっちやります」とスッと頼まれごとも受け入れやすいですよね。
子どもが片付けをしないなら「片付けなさい」ではなく、「こっちのおもちゃとあっちのおもちゃどっちから片付けようか?」となるわけです。
大人からの一方的な命令に比べはるかに、取り組み安くなるわけです。

「先の見通し子どもに持たせる」
大人と同じように子どもにも予定があります。
「この後ブロックで遊ぼうかな」「大好きなお人形のお世話しなくちゃ」といった、心の内側にある目には見えない予定です。
そんな楽しみにしていたことが「はいおしまい」とか「お片付け」と言われたら悲しいですよね。
なので、「ご飯の前にはお片付け」毎回と同じとことをしていたとしても、見通しが持てるように、「もうすぐご飯ができるから食べる前にお片付けしようね」と一言伝えてあげるだけで、子どもは心づもりをしておくことができます。
思い通りにならなくて切り替えられないかった気持ちも、何もしないよりかはずっと良いと思いますよ。

まとめ

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どうしても大人に余裕がないと、気をつけていたとしても、わかっていても「置いて行っちゃうからね」「勝手にしなさい」この言葉に頼ってしまいがちです。
またつい口走ってしまうこともありますから、今回の対処法と合わせてぜひお子さんのことだけではなく、
パパママ保育士さん「ご自身のことにも目を向けてみてください」
時間や気持ちの余裕がどうしたら作れるかなということを考えてみてほしいと思います。

保育士パパ
中学生の職場体験で保育所を体験し、保育士を志す。
保育士や学童など子どもに携わる仕事を経験し、独身→結婚→第一子誕生とライフステージが変わる中で、子育て世代の皆さんへ少しでも力になれる事を模索しながら発信しています。
子育てをおしゃれ(知識)で彩る楽しさを、父親・保育士の目線から一生懸命伝えていきますので、少しでも多く方の力になれたら幸いです。
■一児のパパ
■33歳
■読書 旅行 

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