離乳食が始まり、ママやパパに食べさせてもらっていたところから、スプーンを使って食事することに移っていくことになるのですが、果たして何ヶ月ごろからが適正なのでしょうか。
今回はそんな近い将来の素朴な疑問について考えていきたいと思います。
まずは結論から「スプーンの使い始めに決まりはない」
赤ちゃんの手や指先の発達には個人差がある
「てのひらで掴む(5ヶ月ごろ)」「手全体で掴む(6ヶ月ごろ)」
「親指側で掴む(8ヶ月ごろ)」「親指と人差し指で掴む(10〜12ヶ月ごろ)」
と徐々に段階を踏みながら成長を見守っていきます。
また発達状況がゆっくりでも焦る必要は全くありません。遊びの中に指先を使ったものを取り入れてあげれることによって発達のサポートが出来ます。ただ、仮に早くスプーンを使わせたいという目標があるようでしたら話は別です。
遅かれ早かれ、スプーンは使えるようになりますが、強いていうなら「親指と人差し指掴む」ことが出来ようになってからが望ましいです。
「親指と人差し指で掴む」ことが出来ないのに、無理矢理スプーンを持たせるのは子どもの発達状況に適していないので、仕様を控えましょう。
自分で食べたいと興味を示したら?
9ヶ月頃、離乳食が進んでくると目の前に並んだ食事に興味を持ち、自ら手を伸ばして触ろうとするでしょう。
この時が「手掴み食べ」が出来るようになるタイミングです。
これはとても大切なことで、子どもの意欲を満たしてあげることで次のステップにへの進みやすさが、全く異なるのでテーブルを汚しても、エプロンをびちゃびちゃびしても初めはじっくり見守ってあげて下さい。
手掴み食べから感じることは?
食指先から感じる食べ物の硬さや大きさ、一口の量がわかったり、自分の食べるペースが身つくようになります。
こうした指先の運動を繰り返し行う中で経験を積み、親指と人差し指で物が掴めるようになるわけですね。
自分で食べる姿は可愛い
せっかく作った料理も食べてもらわないと悲しいですよね。
意欲的に食べてくれるようになると、お子さんの好みがわかったり、苦手な物も食べているところがわかったり、
食事を共にすると子どもの成長を間近で感じることが出来ます。
それがスプーンを使って食べるなんて考えただけでも気持ちがほっこりしますよね。
初めは上手に使えなくても、少しずつ上手くなっていきあっという間に一人で食べられるようになりますよ。
まとめ
スプーンを使うのはお子さん指先の発達が「親指と人差し指で掴む」ことが出来るようになってからが望ましい。
お子さんの食べるペースや成長段階に応じて、焦らずゆっくり進めていきましょう。
子どもがご飯を食べている姿って可愛らしいですよね。
口の周りやエプロン、洋服が汚れても美味しそうに食べてくれたらそれで十分です。
スプーンを始めた時には、どうしても自分でできない状況があると思います。
そんな時にはそっと手を差し伸べて、見守ってあげて下さいね。きっともっと食事が楽しい時間に変わると思いますよ。
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