【芸術】お家お絵描き色鉛筆編

🎨 色鉛筆で絵を描いてみよう — 小さな手と大きな発見

日々子どもと向き合う中で、色鉛筆は最も身近で豊かな表現道具のひとつです。手軽で安全、片付けも簡単――でも、それ以上に「心」を育てる要素が詰まっています。今回は父親の視点と保育の経験を交え、色鉛筆で遊ぶことの深い意味を丁寧に掘り下げます。

📚 目次(クリックで開閉)
  1. イントロダクション
  2. 色鉛筆で描くことのメリット5選
  3. STEP1〜STEP5:始め方の流れ
  4. 父親(僕)の体験談(吹き出し)
  5. 偉人の言葉と哲学的な深掘り
  6. まとめ(チェックリスト)

✨ 色鉛筆で描くことのメリット5選

STEP1 ① 細かな指先の運動が育つ

色鉛筆は持ち方や筆圧をコントロールする必要があるため、指先の器用さや手先の筋肉が自然に鍛えられます。文字を書く準備にもつながります。

👨‍👦 父親(僕)の体験談

息子が最初に色鉛筆を握ったとき、ぐしゃぐしゃの丸が並ぶだけだったけど、毎日ちょっとずつ握り方が変わっていった。ある日、細い線でお花の茎を描けるようになった瞬間、私は胸が熱くなった。小さな手が「できた」を重ねる過程は、言葉にしがたい自信を育てる。色鉛筆はただ描くだけでなく、**自分の身体と世界がつながる練習台**でもある。

STEP2 ② 観察力と色彩感覚が磨かれる

色の違い、光の当たり方、形の細部に気づくことは「見る力」を育てます。色鉛筆は混色や重ね塗りの幅が広く、微細な違いを自分で試せる道具です。

👨‍👧 父親(僕)の体験談

娘と並んでリンゴを見ながら色を選んだ日のこと。娘は赤だけでなく、黄色や緑も取り出して「この辺は光ってるね」と言った。自分で違いに気づき、色を選ぶ行為は世界への「気づき」の入口だ。日常の景色が絵に変わる瞬間、子どもは世界を細かく味わい始める。**観察する目が育つことは、思考の種を蒔くことに似ている。**

STEP3 ③ 感情表現の安全な出口になる

言葉にできない感情を色や線に託すことで、内面を整理できます。色鉛筆は静かで個人的な対話の道具です。

👨‍👦‍👧 父親(僕)の体験談

ある夕方、兄妹がケンカをしていたとき、私は色鉛筆セットをテーブルに出した。二人は口数少なく色を重ね始め、気づけば互いの絵を見て笑っていた。叱る前に手渡すことで、怒りや悲しみが色になり、言葉に頼らずでも伝わる。**色鉛筆は対話の別路線**として、子どもの心の整理を助けてくれる。

STEP4 ④ 想像力と物語を育てる

色の組み合わせや形の配置で「世界」を作る経験は、物語をつくる力につながります。想像を形にする練習です。

👨‍👧 父親(僕)の体験談

娘が描いた「空の国」の絵には、紫の太陽と緑の海があった。最初は「変わった色だね」と言ったが、娘は「ここは夜の昼なんだよ」と説明してくれた。その一言で、僕は色彩が子どもの想像を現実にする道具だと実感した。**想像力は子どもの未来の思考の芯**になる。色鉛筆は、その芯をやさしく形にしてくれる。

STEP5 ⑤ 集中力と持続力の練習になる

短時間の「没頭」を積み重ねることで、集中の芽が育ちます。色鉛筆はすぐ始められて、終わりも自分で決められる自由さがあるのが魅力です。

👨‍👦 父親(僕)の体験談

息子が一つの絵を最後まで仕上げたとき、私たちはただ静かに拍手した。完成までの時間は長くても短くても、その「やりきった経験」が次の挑戦を促す。親が評価を押し付けず、完成を一緒に喜べることが大切だ。**小さな達成の連続が自信を作る。**

🛠️ STEPで整理する「始め方の流れ」

STEP1道具を揃える(安全で持ちやすい色鉛筆)

太さや削りやすさ、発色の良さを基準に選ぶと始めやすいです。ケースに入れて「自分の道具」があると愛着がわきます。

STEP2描く時間を決める(短い時間から)

初めは5〜10分でもOK。終わったらほめて、次のモチベーションに繋げましょう。

STEP3テーマを与える(自由/観察/物語)

毎回テーマを変えることで、観察力や想像力を育てやすくなります。

STEP4見せ合う時間をつくる

親も一緒に描くと、対話が生まれやすいです。評価ではなく「発見」を共有しましょう。

STEP5保存・展示の習慣を作る

壁やファイルに保存することで、子どもは自分の成長を視覚的に確認できます。

📜 偉人の言葉と哲学的な深掘り

🖋️
〈レオナルド・ダ・ヴィンチ〉 — 「観察することは、芸術の母である。」

ダ・ヴィンチの視点は、色鉛筆での観察が単なる遊びを超え、思考と発見の基礎になることを教えてくれます。子どもが色を選ぶ行為は、世界を理解する初歩的な科学でもあります。

💬
〈アルベルト・アインシュタイン〉 — 「想像力は知識より重要である。」

想像力は既知を超える力。色鉛筆は子どもの想像を具体化するツールであり、将来の問題解決能力の片鱗を育てます。**創造は学びの原動力**です。

🔍 深掘り:色鉛筆が育む“生きる力”

絵を描くという行為は、世界を縮めて自分の手の届く範囲に置き直す作業です。小さな紙の上に世界を再構成する経験は、**「世界をどう見るか」を自ら選ぶ練習**になります。哲学者の言葉を借りれば、「物事を意味付けする力」が育つ瞬間でもあります。色鉛筆はそのための最もやさしい道具のひとつです。

✅ まとめ(チェックリスト)

  • 🟠 道具選び:持ちやすく発色の良い色鉛筆を用意する
  • 🟢 短時間から:5〜10分の習慣をまず作る
  • 🔵 観察・想像:テーマを変えて視点を広げる
  • 🟣 対話の場を:完成を一緒に見て発見を共有する
  • 🟡 保存する習慣:展示やファイリングで成長を見える化

最後に一言:色鉛筆は子どもの「小さな冒険」を支える道具です。親がそばで見守り、時に一緒に手を動かすことで、その冒険は深まり、豊かな学びと喜びにつながります。どうか気負わず、まずは一箱手に取ってみてください。

作成者:保育士職の父より — 3歳の男の子、2歳の女の子と日々色鉛筆で遊んでいます。この記事は実体験と保育の知見をもとに、親がすぐに試せる実践を意識してまとめました。

保育士パパ
中学生の職場体験で保育所を体験し、保育士を志す。
保育士や学童など子どもに携わる仕事を経験し、独身→結婚→第一子誕生とライフステージが変わる中で、子育て世代の皆さんへ少しでも力になれる事を模索しながら発信しています。
子育てをおしゃれ(知識)で彩る楽しさを、父親・保育士の目線から一生懸命伝えていきますので、少しでも多く方の力になれたら幸いです。
■一児のパパ
■33歳
■読書 旅行 
ためになったなと思って頂けたらシェアして下さい

コメント

コメントする

目次