ちょっとした声掛け一つで、叱る時の言葉が子どもにスッと入りやすくなるコツをご紹介します。
保育中、子育て中に良くある場面として、友達のおもちゃを取ってしまった。そんな時「こら!とっちゃダメでしょ!」
「貸してって言うんでしょ!」と声を掛けていませんか?僕はついつい咄嗟に出てしまっていました。
これでは、子どもは「あ、、、怒られる、、。」「今怒られてる、、、。」と耳を塞いでしまいます。
ここで大切なのがまず子どもの耳を開いてあげ、落ちついてこちらの話を聞ける環境を整える事。
咄嗟に出てしまう一言は伝わりづらい
咄嗟に出る言葉の代表は「こら!」「何やってるの!」「ダメでしょ!」
命の危険につながる状況を除き、これらの言葉は子どもに対し望ましい言葉掛けではありません。
そんなことわかってるよ!と言われそうですが、よくないと分かっていても発してしまうのがこのワードでもあります。
では何故咄嗟に出てしまうのでしょう。それは他の言葉掛けを知らないから。
知らないことが悪いといっているのはなく、子育ては誰も学校で勉強してきません。
自分の親がお手本なわけで、知らないことがたくさんあって当然なのです。
しかし、知っておくと自分のメンタルが平常心でいられる時間が長いとわかったら、知りたくないですか?
ほんの少し頭の片隅に置いておくだけ、ママやパパ、保育士さんのメンタルケアにも繋がるので、是非知っておいて下さい!
直前にやっていた事を認める
とっても簡単なことですいません、、、。
ですが、意外とこれ出来ない場面が多いのです、、、、。
おもちゃを取ってしまった。その前にしていた事はブロックを組み上げていた。人形でままごとしてた。等の姿に対して「〇〇上手にしてたよね。」と一度認めてあげるのがポイント。
「これ好きなんだもんね」「◯色可愛いよね」など子どもの気持ちにまず寄り添ってみてあげて下さい。
まず、認められる、褒められる事で子どもの意識が広がり話を聞こうと思ってくれるます。
その後、いけなかった事をわかりやすく伝える。
するとあら不思議、子どもは話を聞いてくれることが増えるでしょう。
また素直に「ごめんなさい」と相手に伝えることが出来るようになると思いますので試してみて下さい。
大人のメンタルケアにも良い
先の様なついつい咄嗟に出てしまう言葉って後で後悔する事が多いですよね、、。
ですが、一度子どもの良い部分を認める事で大人も冷静になる事が出来て頭ごなしに叱らなくなりますよね。
子どもを叱るのに大きな声や物音は必要ありません。
冷静になって、わかりやすく伝えてあげられると子どもとの関係性をより深まると思います。
少しでも育児や保育に役立てば幸いです。
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