子ども自身がポジティブな感情を生み出すサイクルとは

突然ですが、子ども達への感謝をどのように伝えていますか。
親からの「感謝」が子どもの成長にどう関わっているのか解説していきます。
日々の「ありがとう」「頑張ったね」「もう一回見せて」「本当にすごいと思うよ」などなど、言葉の種類は沢山あります。
ではどんな時に子どもにその言葉をかけてあげたら良いのでしょう。タイミングを間違えると反発があったり、思うように関われなかったりしてしまうこともあると思います。
適切なタイミングや絶対に逃してはいけないタイミングなど一緒に考えいけた嬉しいです。
ではいってみましょう!

目次

まずはその存在に感謝

大前提として、我が子は自分の家族であり、一人の人間です。決して自分が身勝手にコントロール出来る対象ではありません。そんな一人の人間と対峙する時、どんな気持ちを持って接するのが良いかというと、同じ時間を過ごせることに感謝してみることが大切だと思うのです。奇跡の連続で出会えた親と子ども、ご飯を食べている時も、遊んでいる姿をみている時も、全て貴重な時間であり、2度と戻ることはない時間です。そう考えたら少し感謝してみようかと思えるのではないでしょうか。

相手の思いを尊重する

子ども達の感情や考えは十人十色です。親が決してコントロール出来るものではありません。
例えば「こういった考え方をもちなさい」「これはこうあるべきなんだ」と親が考えを押し付けると、子どもは当然のように反発します。私たち親も誰かに考えを押し付けられた時、違和感を覚えたり不快感に悩んだりしますよね。
子どももそれと同じなのです。子どもにも言葉にすることはまだ難しいが立派な感情や精神的な反応があるのです。

気持ちの受け止め方って?

保育士として日々子どもの気持ちを受け止めてきた経験から、まず言えることは勝手に「そういう気持ちなのね」と早々に判断してしまうのは絶対にダメです。なぜなら、子どもは親からの的を得たアドバイスも自分の気持ちをしっかり吐き出すまでは、言葉を受け入れる状態になれていません。心がスッキリしていないのに、あれやこれやと言われも、「僕の話聞いてよ!!」と反発してしまいます。ですので、まずは必ず子どもの気持ちを100%聞き取って下さい。

認められたい子どもの感情とは

嫌だったことや難しいこと、いきたいくない場所、やりたくない遊び、まだみたいテレビ、3杯目の牛乳、寝たくないという思い、全てを一回だけでいいので「〇〇嫌だったんだね」「まだテレビ観たかったんだね」と子どもが言葉にしたことをそのまま繰り返して伝えて認めてあげて下さい。それだけで子どもは「パパやママが話を聞いてくれた」と安心します。
この安心があって初めて、次に言う親の指示を聞けるようになる事が増えます。

子どもは自分の気持ちを何かと比べられるとちょっと安心する

嫌だったことの気持ちが切り替えられて、次の行動に移せたとします。
その時には「まるで00みたいだね。」と言ってあげて下さい。「まるでお兄さんみたいだね」「まるでかっこいいヒーローみたいだね」そう言ってあげることで、子どもが感じた苦労や嫌な気持ちが少し報われて、話聞いてよかった。気持ち切り替えられてよかった。と前向きな感情を作り出すことが出来ます。

「まとめ」子ども自身がポジティブな感情を生み出すサイクルを知る

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子どもが頑張る→親がしっかり認める→少し何かと比べて肯定してあげる→子ども自身が話をしっかり聞けてよかったと納得して行動に移す。親が指示を出して子どもが動く形より、子どもが自主的に行動していくのが望ましいですよね。
このサイクルを作り出すのがとても大切で、一つ一つに高低様々な壁に向かっていく時に、「頑張れば誰かが認めてくれる」そんな気持ちを生み出し、それが原動力になって行動に移してくれるようになります。
これからの時代、自分の力で考え、自分の気持ちを高めていけるそんな人間に育っていけるようなサポートをしていきたいですね。

保育士パパ
中学生の職場体験で保育所を体験し、保育士を志す。
保育士や学童など子どもに携わる仕事を経験し、独身→結婚→第一子誕生とライフステージが変わる中で、子育て世代の皆さんへ少しでも力になれる事を模索しながら発信しています。
子育てをおしゃれ(知識)で彩る楽しさを、父親・保育士の目線から一生懸命伝えていきますので、少しでも多く方の力になれたら幸いです。
■一児のパパ
■33歳
■読書 旅行 
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