日々の子育ての中で、子どもを褒めるシーンって何回ありますか?
保育士として働いている時間には、数え切れないほど子ども達に言葉を送る場面があります。
我が子との時間でも同じことが言えるのですが、職業上、自然と子どもの褒めポイント探しをしている事に
気づいたんです。
果たして「あの褒めは我が子にとって適切だったのかなぁ」と別途で1日を振り返った時に感じたこともありました。
そんな風に思ったことのある方や、褒め言葉ってどうやってかけたら良いのかイマイチわからないという方、
この記事を読んで、子どものやる気を底上げしてあげてください。
結論から言うと「プロセス」を褒めると「努力する力」が育めるようです。
参考文献:今の科学で「絶対にいい」と断言できる 最高の子育て
著 者:トレーシー・カチロ
子どものマインドは大きく分けてこの2つ
「硬直マインド」
生まれつきの才能や知能がモノを言うのだから、自分には挑戦する必要はない。
出来ることを淡々とこなしていこう。
こういった子どもは「失敗すると追い詰められらように感じてしまいます。」
自分にはそれほどの才能や頭の良さがないと考え、挑戦することを避ける傾向にあります。
「成長マインド」
知性は努力で身につくし、補っていくことが出来ると考えるマインド。
たとえ天才だって頑張る必要があるんだと言う考えを持ち、挫折したとしても、
より時間と努力を積み重ねようとします。
出来る子と思われることより、挑戦や学ぶ事にベクトルが向いているので、
困難な課題にも粘り強く取り組める子が多いです。
✅わずか4歳でどちらかのマインドセットが確立されてしまう?
キャロルドゥエックさんの研究で、多くの4歳児にパズルを与えました。
完成させた後、一人一人により難しいパズルに挑戦するか、簡単な物をやるか尋ねてみたところ、
硬直マインドの子は簡単なものを、成長マインドの子は難しいものをやってみたそうです。
簡単な方を選んだ子たちに理由を聞くと、は揃って「間違わないから」と答えたそう。
成長マインドを促すプロセスを褒める声かけ
プロセス褒め言葉を増やす
<幼児>
「いい走りだったね」
「頑張ったね」
「お口閉じてくれてありがとう」
「上手に絵を描いたね」
<小学生以上>
「簡単だったかな?もっと難しいのをやってみよう」
「その問題に対する時組み方がいいね」
才能褒める言葉を減らす
「足が速いんだね」
<幼児>
「頭がいいね」
「いい子だね」「さすがお兄ちゃんだね」
「絵の才能があるね」
<小学生以上>
「すごく頭いいね!」
「すごい、勉強しないで良い成績とったんだね」
<その他>
「すごい!」「やったね!」などはどちらにも含まれないとされて、
励みになる言葉だそうです。
成長マインドをまずは親が知ること
「努力を褒める」には大人の努力が必要だと感じます。
僕自身、我が子のちょっとした成長に「あらー上手に出来たね〜!」「足速いね〜」と才能を褒める言葉を浴びせるように
伝えていることに気づきました。
著者によると、この話を聞いた85%の親が、「子どもが上手に出来たときの声かけは才能より能力面を褒める方がよい」と答えたそうで、僕も言われてみれば確かにそうだよなと納得しました。
子どもを褒める前に「努力を褒めて才能は褒めない」これを繰り返し唱えると良いと著者は言っています。
脳はトレーニングで大きくなってる。見えないけど。
「脳は筋肉を同じで鍛えれば大きくなっていく、大きくなればいろんなことがわかるようになる」と
伝えると子どもは新しい「技能」や「知識」を欲する成長マインドになることでしょう。
また、脳の改造は何歳になっても行うことができるので、中学生や大学生、大人も
この考え方を持てば、硬直マインドから成長マインドに移り変わり、自分の人生を自分の力で
切り開いていくエンジンを得ることができるのではと考えています。
まとめてみると
僕が褒めるとき、オーバーリアクションで「すごいねぇ〜!!」と言うことが多くて、
眉毛や目をを全開にあげて広げます。
すると息子はその表情が面白いのかニヤニヤしてます。
これって硬直マインドと成長マインド、どっちアプローチしているんでしょうか。笑
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